月別アーカイブ: 2006年3月

巣立ち

長男と3男が京都へと今日福井を発った。長男は京都に一泊して、大学の卒業書を受け取り、明日就職先の東京へ向かうという。3男は4月1日の入学式。残ったのは父母と我々夫婦と4男。
駅に送った。ホームまで出た。かつて旅立ってゆくこの子供らと同じ立場だったことを思い出して、親に寂しい思いをさせていたんだということをしみじみ思った。
まさか、ハグハグをするわけにもいくまい。二人を握手で送った。考えてみれば、我が子と握手したのはこれが初めてだったかも。

送った帰りの車の中で、妻が昨晩長男に対して、父親としての私の思いを伝えてくれていたことを知った。人生終わるときに、いい人生だった、ありがたい人生だった、悔いはないと言えるような生き方をして欲しいと。付け加えるなら、寺に生まれて仏教の縁の中で育てられたことだけは胸に刻んで生きて欲しいと。

よくぞ言ってくれたと言いかけたが、声が詰まりそうだったのでぐっとこらえてうなずくだけが精一杯だった。

父の想いはおまえ達の上にいつもある。おまえ達は母の思いのうちに変ることなく包まれてある。その中でのびのびと精一杯生きろ!!

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みたび よたび 今庄(いまじょう)

朝一番、予約なしで歯医者にゆく。インプラント手術後1週間たっても痛みも腫れも引かない。診てもらったあと、抗生物質や痛み止めなどもらって帰る。

あと部屋でおとなしく夕方までじっとしていた。テレビで映画鑑賞。
「ボーイズ ドント クライ」性同一障害に苦しむ女性を題材にしたもの。DVDのキャプションには〈男として生きようとした実在の若き女性の悲劇を描いた問題作〉とある。周りの偏見もそうだったろうし、自分自身も自己の性を受け入れ難かったということで辛かったろうなとおもいつつ観終えた。

辛かったろうなということから、ふと、姉○建築士の奥様のことも思った。彼女に罪はなかったろうに、私達の人を裁く視線は、こうして人を死にまで追いつめることもある。でもあなたが死を選ぶ事で、さらに辛い思いをする人が生まれることに思いを致すことで、あなたのその決断を翻させることは出来なかったのでしょうか。

夕方また今庄へ。今日は南越前町今庄の合波地区の春廻り。出発時刻になり、また雪が。高速道路の北陸道、今庄手前の武生で交通規制のため大渋滞。雪のため普通タイヤの車両を高速道路から追い出さないとまた事故るということだろう。サービスエリアで一台一台タイヤのチェック。無論私のはスタッドレスゆえ、パス。

約束の時間ぎりぎりに合波の道場に着く。むかしから合波の道場主をつとめてくださってある○崎家。ここの家の仏間に在所の門徒さんがあつまって、読経・法話聴聞。
法話終了後、「住職さんたちもまた雪道をかえらにゃならんのだから、そうそうに切り上げなさいませ」といわれて、道場主の○崎さんとしばらく話してから、道場を辞した。帰りは高速でなく、一般道をはしる。運転は随行の法務員 吉○君。
彼に運転任せられるので、こちらは体は楽させていただいている。
帰山21:30分。

一人遅い夕食を食べ(坊守が炊いてくれたおかゆ)、子供達との最後の夜という事で、家にいる家族でケーキを食べた。

合波のご門徒の皆さん

2006/03/15のそらごと・たわごと日記に記した、奥様のご葬儀を営まれた横浜在住のK様からお手紙をいただきました。固辞されるところをお願いして、3月15日のブログのコメントとして転載させていただきました。

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今庄そしてたんぽぽ宛

今日午前中は南越前町今庄は荒井地区の春廻り。荒井の道場で春の永代経のお勤めと法話。荒井地区には9軒の門徒さんがあり、その9軒で千福寺の道場を維持しておられる。今年のお寺番の小林さんが道場前の雪をのけてくださったおかげでやっと通れる状態になっていた。

4尺の雪を除けた跡

         
 お勤め・法話のあと、揃って記念撮影。道場のだるまストーブが煙たかった。

今庄を終えて一旦帰山。昼食ご3男の注文してあった眼鏡を受け取りに門徒の眼鏡屋さんに。ついでというわけではないが、少しはずんで自分用の遠近両用の軽い眼鏡を作ってもらう事にした。

2時半から、毎月恒例の老人ホーム《タンポポ苑》の法話会へ。
季節柄、芭蕉の句「よく見れば  ナズナ花咲く  垣根かな」を題材に
法話をさせていただいた。もう何年もこのホームには来ているが、今日は皆さんの写真を撮らせて下さいとお願いして、パチリ。

皆さん、いい顔をしてなさるでしょ。

今日は写真を多多用してみました。今庄に先日の携帯電話のカメラで撮りそこなった分を、お詫びをかねてデジタル一眼レフを持参してパチリ・パチリと。
小林さ〜ん、今日こそはちゃんと撮れていましたからね。

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嬉しかったことなど

9:00  昨日葬儀を営まれたA家の納骨法要。法要後親族の方のお一人が
      「住職、ホームページ見てるよ」と言ってくださった。ご門徒さん
      からの初めての反応である。「Fさん、匿名でも実名でもいいから
      何か書き込みをお願いしますよ」と依頼。ま、門徒さんは身内だから
      <依頼>もヤラセではなく、このホームページを賑やかな物にして
      ゆくための共同作業というわけ。

      昼食後ここを覗いたら、ゲスト氏の「声を荒げました」という
      書き込み(コメントが)。お読みいただけば一見にしかずだが、
      実にうまい譬えで、清めの塩を要求する人をなだめておられる。
       うーん、と思わずうなってしまいました。
      先ほどのご門徒さんといい、ゲスト氏のコメントといい、ここが
      少しずつでも充実させていただくための大切な方々。
       

      納骨法要の後、法事にでて、帰山すると杏が先ほどより
      開いていました。明日あたりからぼちぼちライトアップの
      用意が必要かな。

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今日の一日その2

10:00  丸岡町で門徒のAさんの葬儀。葬儀終了後、法事を30分快く遅ら
       せて下さったYさん宅へ一目散。

11:30  Yさん宅で、ご尊父の33回忌法要。是非にといわれてお斎の席に
       つくが、時間がない。ご飯一膳とお吸い物だけ頂いて後はパックに
       つめてもらう。

13:00  鯖江にて49日(満中陰)法要。病気と闘って、15歳でその命
       を終えた少年。法話を終えて、辞するとき、奥さんが、「まだ
       心にぽっかりと空洞がある感じです。お寺の奥様にお手紙を
       頂いて本当に嬉しかったです。もう少し落ち着いたら、お寺に
       あそびによせて頂いていいでしょうか」と。坊守の手紙で少しでも
       この奥さんのお気持ちに添うことが出来たとしたら、こんなに
       嬉しいことはない。坊守の果たす役割も実に大きいものがある。

16:00  今庄で70回忌の法事。70回忌の法事を親戚を呼んで丁寧に
       勤められる家は、そうそうない。ご当主の姉上で、嫁に行ったが
       事情があって実家に帰ってこられてまもなく亡くなられた。
       ご当主にとっては多分自分が勤める姉の最後の法事になるだろう
       との思いがそうさせたのだろう。
       歯の手術後の腫れと痛みが引かないので、ここ2日間はおかゆと
       うどん。この家でもお斎が出た。結局口に出来たのは茶碗蒸しと
       お蕎麦一杯。

  先日葬儀を勤められた横浜の門徒さんから丁寧なお礼の手紙が届いた。車の
  中から、携帯でお礼の電話。(勿論私は助手席に座っております!)
  お手紙の一部を抜粋して、このホームページに掲載させてくださいととお願い
  したら、最初は固辞されたが、そこを何とかと半ば強引にお願いした。
   「恥ずかしいですが私のあんな手紙で何か少しでもお役に立てるなら」と
  許可を頂いた。近日中にここにご紹介させていただきたい。

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