金儲けはなぜ悪い?

タイトルは、6月29日号の週刊新潮の連載、哲学者 池田晶子氏のコラム「人間自身」の題である。

○上ファンド代表氏が記者会見で居直って吐いたセリフだそうだ。居並ぶ記者諸氏誰一人これに答えられなかったという。

池田晶子氏はこれに噛み付いた。「自分の胸に聞いてみろ」くらい、誰かいえなかったのかとも。

金儲けという行為そのものが悪いとはいえない。しかし彼の場合何のための金儲けかといえば、要するに金儲けのための金儲け。
哲学者としての彼女の舌鋒は鋭い。そんな人生は悪い人生(いい人生ではない)ということを本人自身が本当は知っているのであると断じる。「何のための人生か」と考えずに生きる人生がいい人生であるはずがないとも。

保釈後も世のために仕事をしたいと言った○上氏の発言に対して、とどめをさす。
「(こんなことを言ってのける彼は)世を欺いているのではない。
自分を欺いているのである。
こんな人の人生がいい人生であるはずがないではないか。」

だから、「あなたの金儲けは悪い」という暗黙の結論で読者を納得させる。

うーん、論理とはこうして組み立てるものなのか。

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