秋廻り

福井では、門徒報恩講(在家報恩講)を秋廻りという言い方をする。無論報恩講でも通じるのだが、それより「お秋廻り」と、「お」をつけた言い回し、あるいは「ホンコサン」の方が馴染み深い。

いよいよ、その「お秋廻り」に突入というと大袈裟だが、この日曜日からぼちぼち始まった。

昔の住職はよく門徒さんから「うちの住職は雪ボンさん」といわれたと聞く。現在と違い、米の取り入れ収穫がもっと時期的に遅かった。米の取り入れ時期に雪が降ったなど珍しくなかったらしい。
お供えする御仏飯を福井では御膳さんといい、お寺の報恩講には御膳米があがる。必然、新米をお供えしようとするなら、米の収穫の後に報恩講は勤められる。
寺から門徒報恩講のお参りに行く頃には、いつ雪が降ってもおかしくない頃になる。このあたりから、お寺さんがホンコサン勤めにくると雪が降るというので「うちの住職は雪ボンさん」となったと、地元の先輩僧侶から聞いた。

地球温暖化のこともあり、雪のシーズンは後にずれこみ、米の取り入れは2ヶ月近くも早くなった。必然ホンコサン廻りも早い時期となる。

汗を拭き拭きのホンコサン。

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