日別アーカイブ: 2006 年 9 月 19 日

通夜

午前中から報恩講廻り。
午後最後にお参りしたK家。住職より3歳年長の蕎麦屋を経営される店長ご夫婦とその御両親の四人揃っての大きな声でお正信偈のお勤め。毎年、このK家は揃ってお勤めされる。お嬢さんたちも日曜学校の卒業生。
最近、営業時間を深夜まで延長して仕事をしておられるという。どの業界も厳しいですからね、頑張らなくっちゃと明るく笑って仰るがそれでいて昼間は昼間で普通に営業しているのだからその営業努力・経営努力たるや大変なものがある。

経営を広辞苑で引くと、最初に「力を尽して物事を営むこと」とある。その意味での寺院経営という言葉もある。(経営という言葉は会社・商業など経済的活動のみをさす言葉ではない)
寺院をとりまく様々な悲観的な状況があるのは事実だが、それを嘆く前に、寺院経営の努力ということをわが身に引き当てて考えさせられた。

これまた毎年の事ながら、お蕎麦をご馳走になる。今年は天麩羅蕎麦。揚げたてのあつあつの天麩羅と味自慢のおそば。
ご馳走になったから宣伝するわけではないが、つるき蕎麦・佐佳枝支店、おいしいですよ。
あっ、言っちゃった。でも門徒さんだからいいか。時期的にもう少ししたら新蕎麦になり、また一段と風味がましておいしいですよと店長。

お礼を述べて、鯖江へ向かう。T家の通夜。
はじめはお正信偈の声が小さかったが、途中からだんだん大きくなり、終わる頃にはホールに響くぐらいまでなった。セレモニーホールでの通夜・葬儀が増え、僧侶のお正信偈のお勤めが、焼香のBGMのように勘違いされてしまいそうな昨今の通夜で、今日のように会葬者が一緒にお勤めしてこそ、真宗のお通夜だとその後の法話で話した。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 | コメントする