月別アーカイブ: 2006年10月

総報恩講

総報恩講(=そうぼんこう)と呼ぶ。地区の全部の門徒さんの報恩講廻りをした後、地区の道場へ晩方皆さん集まって全員でお精進のお斎をいただいて、もう一度全員でお勤め、法話聴聞する。

この習慣が残っているのは、千福寺の門徒さんの地区では今日の上河端(かみこうばた)と、徳光町、今庄と丸岡町の小黒のみとなった。

13軒の報恩講を勤め、午後6時に道場へ皆さんが集まる。今年の道場番のI本さんが作ってくださった打ちマメと大根と揚げ豆腐のおつゆとその他野菜もののおかずとご飯。道場番の挨拶は毎年決まったセリフである。
「皆さん、今晩は。ようこそお参りくださいました。例年のとおり、塩からいおつゆがたくさん出来ていますので、ゆっくりお召し上がりください」

食事が済んだら、道場につるしてある大太皷が打たれ、夜のお勤めが始まる。全員揃って正信偈唱和。住職の法話2席。

在所に貼ってあったお説教のポスター

自分にとっては相当ハードな一日であるが、この伝統は大切に守りつづけていかねばならないと思う。帰山10時。

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ジャズライブ

午前10時。鯖江市S宗寺様報恩講出勤。終わって同じ鯖江市の上河端地区の報恩講3件。快晴の秋空のした、近くの公園でお弁当を食べS宗寺様の逮夜法要(午後の法要)に出勤。その後もう一軒報恩講を勤め帰山。

夜、行きつけの店「シライハウス」で今年最後のライブ。メインは≪ギターの菅野義孝≫。今売り出しの若手NO1ジャズギタリスト。
しっかりしたテクニックを身に付けており、お父さんと同年輩のほかのミュージシャンとも堂々と渡り合っている。秋にはこのメンバーでCDを録音・発売とか。

今夜は写真の連発で。ちなみに、ギターの菅野氏のキャッチコピーが
その名も「ジャズギターの貴公子」なんだと。確かにイケメン。

本当は後半のステージに行き、ライブ終了後の打ち上げまでいたかったのだが、明日上河端地区の報恩講ならびに、夜の法話も待っている。
後ろ髪を引かれる思いで、店を後にしてきた。

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今日の一日

8時半より、鯖江市T家報恩講。この家もお勤めの関係で日曜日が希望。近くのT家の満中陰法要が9時半からあるので、その前ならということで。
T家の満中陰法要を終え、福井市内に取って返し、K家の三回忌と二十五回忌。そして報恩講のお勤め。正信偈のお勤めの時、法要参列の親戚の方々も大きな声で唱和される。
 本来なら、法事と報恩講は別々にきちんと勤めるべきなのだろう。しかし申し訳ないとは思うが、秋に法事を勤められる門徒さんには併修をお願いしている。
法事だと家の方ばかりではなく親戚の方も一緒にお参りされるし、報恩講廻りの時は時間的な余裕もないので法話も出来ないが、法事のときは法話のご縁にもあっていただけるという理屈をつけて。

法事を終えて帰山。昼食後市内の報恩講廻りにまた出る。
5時前に報恩講廻りを終え、帰山。
兄から譲り受けたβのビデオテープNHK市民大学講座「釈迦とその弟子全12巻」。先日ご門徒のYさんからβのビデオテープ再生装置を拝借して、そのとき映像が写らなかったので、クリーニングテープを何度も繰り返してヘッドクリーニングした。今度はどうだろうと映してみるもやはり、画像が見られない。
Yさんに電話して、電気屋へ修理に出してみていいかを訊ねる。快く了解をいただいた。映るようになったら、DVDにバックアップを取ろう。

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つれづれどころか

「つれづれ」とタイトルを書きかけたが、つれづれどころか、ホンに忙しい一日だった。
10時からの「お菓子と法話の会」を急遽少し早めに始めさせてもらい、法話が終わったところで法務員のY君がエンジンかけて待っている車に飛び乗り、M家の報恩講。お勤めの後、時間がもっとあればお花の話題で(奥さんとは山野草の花友達)お話したかったのだが、適当なところで辞して寺に取って返す。
七条の袈裟に着替え、S家の葬儀に臨む。葬儀に引き続き、納骨法要のだんどりだが、納骨法要は前住職にまかせて、Y家の報恩講と三回忌法要。
仏間の隣の洋間で着替えさせていただいたが、この部屋に千福寺便り「はらから」をつづったファイルがあった。
こうして、お寺からのお便りをきちんとファイル化し保存して下さってあるのを見ると、嬉しいし、寺報発行にもまた元気がでる。

Y家から寺に戻り、納骨を終えて会食中のS家の皆さんにご挨拶をしたのち車にてあわら市金津町N家の法事。三回忌と二十五回忌。そして報恩講のお勤め。
その後、隣り在所のS家へ報恩講。お勤めの関係で土曜日か日曜日に報恩講を勤めてほしいという要望にお応えして。

できることなら皆さんのご要望にお応えできたらいいのだが、たまたま今日は隣り在所のご法事があったのでそれが可能だったが、全部の皆さんのご要望にお応えするのはやはり難しい。
帰りの車中、ぐっすり寝込んでいた。運転の法務員Y君いてくれればこそ。
気がついたらあたりはすっかり暗くなっており、そして・・・・寺に着いていた。

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事務所移転報告法要

10時、門徒のAさんの会社の事務所移転に伴う報告法要を勤める。A商会は社長を子息が受け継がれてから、積極的な全国展開に乗り出し、現在では上海に合弁会社の製造工場まで持っておられる。社業が順調に伸びているので現在の社屋からすぐ近くに事務所と倉庫を買収し、その事務所移転に先立ってのお勤めを頼まれたのである。A家は現在の社長の自宅の起工式、社長の弟宅の起工式、事務所開設の報告法要、そして今回の移転の報告法要と全て仏式で執り行ってこられた。

午後1時過ぎ、東京から一昨日亡くなられたS家の皆さんが、東京での密葬を終えご遺骨をもって明日の福井千福寺での葬儀のため来寺。聞けば朝6時半に東京をマイクロバスで出発とのこと。明日の葬儀の再度の打ち合わせをする。

午後2時より、本堂にて福井県被爆者友の会主催の「原爆犠牲者追悼法要」。友の会会長が前住職の教職時代の知り合いで、拙寺での追悼法要をお引き受けするようになった3年め。会長挨拶の中で、世界で唯一の被爆国として再び被爆者を出さないという決意をあらためて強調された。

法話も依頼されていたので、短い時間であったが話をさせていただいた。
隣国に厄介な国があり、核実験を行い核をもったらしいからわが国もそれに対抗すべき方向を打ち出すことを検討してもいいのではないかという発言が、安倍政権の中枢部の政治家の口から聞かれるようになった。そして国民の空気がそれに同調するようなものになりつつあると感じるのは自分だけだろうか。

私達は原爆犠牲者に何と誓ったのかということを棚に上げて、簡単に反故にしていいのか。犠牲者に誓ったことより、今の自分達の怒りの感情が大切だというのか、それが犠牲者の心に応えることなのかをもう一度頭を冷やして自らに問い直す事こそ、この追悼法要の本当の意義なのではないかという趣旨の話でくくった。

夕刻、葬儀社から社員が来て明日の葬儀の会場作りを行う。彼らもりんどうホールが出来てからというもの、本堂での葬儀は久し振りですねといいながら、手際よく仕事を終えて帰っていった。
その後、O家の報恩講廻り。今年夏前から同居するようになった若夫婦と孫二人(小1と小3)もちゃんと正座して声に出して正信偈のお勤め。
こうした家庭での宗教的なものを含んだ伝承の大切さが見失われつつある。これが今の日本が失った、あるいは忘れ去った一番大切なことではないのかと痛切に思う。

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