如来所以興出世

福井組R寺様の報恩講。日中逮夜と出仕。ご住職は福井組の相談員をしておられ、日ごろから教化についても心を砕いておられる。午前中はほぼ満堂。
お斎をよばれながら、ご講師や法中(ほっちゅう)方と寺院活動についての話題がでる。
ご講師の門徒さんの話。教区の仏教壮年会の会長もされた方で、千福寺の梯和上の法座にも殆どかかさず顔を見せておられたかたである。癌が再発。自宅で療養されているという。後生の解決はちゃんとつけておられるということで、ご家族・ご住職を交え、葬儀の段取りなど笑いをまじえながら相談済みだと仰る。
この方の聞法のご縁は、ご住職が20年以上も前のことになるが、わかりやすくかかれた唯識(ゆいしき)の本だったという。「仏教ってこんなに面白いものだったんですね」と目を見開かれたように次々を仏教書に親しむと同時に、聞法を重ね、中央仏教学院の通信教育も2回も履修されたという。

後生の問題が解決できたらこの世に生まれた所詮はあった。
「如来所以興出世 唯説弥陀本願海」お正信偈のお言葉を思う。お釈迦如来様の出世本懐は弥陀の本願を私に届けてくださる一点にあった。私の出世本懐はその本願を聞きうける一つにある。

後生の一大事の解決とは、私の出世本懐の成就。生まれてきた甲斐があったか、死に臨んでも色あせることのない確かないのちの意味を知らされたか。

ご講師の語られる門徒さんの話に、浄土真宗にであえたことのすごさ、ありがたさをしみじみと思った。

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