利他

福井組法円寺様報恩講出仕。午前の法要後、Y家報恩講廻りとK家月命日の月忌参り。お昼を法円寺様で呼ばれながら、講師のS師と話しこむ。福井県内のお道場(寺から離れている地区に、道場番なり得度した法務員さんが聞法の場として維持管理されてきた。一般の家庭のそれよりずっと大きいお仏壇、道場によっては小さなお内陣ほどもある立派なお荘厳がされている)がどんどん消えつつある。維持管理の様々な困難さがその原因だが、その記録を是非自分達の手で残すべきではないかと熱心に語られる。福井県(越前地方)の隅々にまで浄土真宗が浸透するのに欠かせなかったこうした道場が時代の趨勢とはいえ消えてゆく現状を、残念な思いで見ているばかりでなく、せめて映像をともなう記録として残すのは確かに自分達の大きな課題であろうと思う。

午後の法要のあと、2件の報恩講廻り。最後のIさん宅では飼っておられるワンちゃんも一緒にお参り。

夜、今年の3月まで全○空鹿児島支店長として赴任されていたYさんが帰省しておられるので、夕食をご一緒する。キョーセラの稲盛和夫氏の主催される盛和塾で稲盛氏の薫陶を受けて、稲盛氏の生き方のバックボーンになっている仏教思想、ことに利他の精神こそが今後の世界の指針となるべきだと思うと、静かに語られる。
Yさんの口からでた「利他」の言葉が、仏教の将来に少々悲観的になっていた自分にカンフル剤となったか、おいしい焼酎とあいまって元気をいただいた。

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