水馬

この字をなんと読むかと知ったのは、寺報「はらから」に今は亡きIさんが念仏奉仕団に参加しての感想を詠んで投稿してくださったからだった。はらからを繰って探してみたら、昭和56年10月号だった。

 法城の泉水に 水馬(みずすまし)のみ

 御荼毘所への 灼け墓原の みちしるべ

 鳥辺野の 御荼毘所の 谷底も 灼く

 梅雨暗き 鴻の間灯し 茶を賜る(たばる)

残された奥さんは、今娘さんの嫁がれた家に同居しておられる。そのIさんの祥月命日ということでその家にお参りに寄せてもらった。床の間にかけられた六字名号の前を蝋燭とお花と香炉でお荘厳してある。
「平成9年、千福寺門徒会館りんどうホール竣工記念」の勤行聖典が手垢がついて、かなり擦り切れている。毎日お正信偈のお勤めをされていることの証(あかし)である。こんな形で記念にお配りした聖典が読まれていることに胸を打たれた。如来様はここにも確かに働いておられる、念仏の衆生を育てつづけていてくださる。
ゆっくりゆっくり、仏説阿弥陀経のお勤めをさせていただいた。

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