所用

所用で大阪へ出た。
気温がぐんぐん上がり、厚手のジャケットを着てきた事を少々後悔。
東京、名古屋の景気のよさに比べ、大阪の地盤沈下、経済復興の遅れが言われるが、地方から出てきたものには、そんな事は感じられないほど、人と物の流れは活発だ。

持参した遠藤周作氏の『父親』という小説を車中で読み始めた。是くらいの分量の小説を読むことから長いこと遠ざかっていた。(400ページ超)
56歳の主人公の父親と社会人になった娘との親子のありようを題材にした小説。自分の年を考えてみた。ほぼ同じ年齢。娘を持たない自分には、想像するしかないが、よく言われる嫁に出さなければならないが出したくない葛藤と、いわゆる戦中派といわれる、生き残った事の申し訳なさ、戦後の日本の「けじめ」を失ってゆくありように対する苦々しさ。

遠藤氏が卒業した大学の思い出と自分のそれと重なる部分も多分にあり、引き込まれるように読み進んだ。明日帰るまでには読了するだろう。感想は読了後に。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 パーマリンク

コメントを残す