臨終勤行

久々の休日。境内の掃除をしていたらSさんのご家族が車で見えた。Sさんがご往生されたとのこと。昼過ぎに臨終勤行にうかがう。何度かSさんの入院しておたれる病院お見舞いしたが、伺うたびに喜んで下さった。雪山先輩の法話「あえてよかった」をテープに録音したものを持参したときなど、さっそくかけてくれるように、奥様に言われた。

Sさんとはたくさんの思い出があり、書こうとするとそれなりの字数を要するので控えるが、ご法義を大切にし、寺の行事・事業にも本当にご尽力くださった。
かつてS氏を評して家人が「福井人のいいところを備えている方」といった事がある。
控えめで目立つことを控えるが、粘り強くこつこつと努力し気配りを怠らない。
そしてご法義を大切にする。確かにこれが福井人だと誇りをもっていえる。

Sさんの人となりを思うと、確かにそのすべてがあたっていると感じさせる方だった。見舞ったさいも、衰弱してゆく自分の体を自覚しておられたのに、感謝の言葉とお念仏が絶えなかった。

こうした福井の念仏者とご縁を頂いたことは、住職冥利に尽きる。
臨終勤行のあと、白布をとってお顔を拝見した。
Sさんまたお会いしましょうね、あなたにあえて本当に良かったと今生のお別れを告げさせていただいた。

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