真宗教団連合

福井県には浄土真宗の十派のうち、四つの本山があることもあって、地方で教団連合が活動できる唯一の県だと聞いた。今日はそのの福井支部総会研修会ならびに公開講演会。今までだと第一日曜日開催ということもあり、法務と重なり出席しづらかったが、土曜日でもありまたなんと言っても講師が龍谷大学教授「鍋島」先生ということに惹かれ出席した。

午前中の研修会のテーマが《仏教の生命観》、午後の公開講演会のそれは《限りなきいのち》であり共通するのは「いのち」。彼のライフワークである「生命倫理」あるいは仏教者として「いのち」の問題にかかわりつづけてゆこうとされる姿勢から導き出されるテーマである。

興味深く聞かせてもらったのはキリスト教の「死」の意味付けが、アダムとイブが神に背いて犯した罪により(=原罪)、その子孫である人間は罰として死を課せられたというもの。それに疑義を呈しつつ、仏教のそれは、縁起の思想から導き出された「死の縁は無量」であり、死は罪ではない(まして原罪などではない)ということ。不条理な死を迎えなければならなかった人にとって、原罪あるいは、罪の故に人は死んでゆかねばならないという説は、救い(=安らぎ)になりえないだろう。
スッタニパータやダンマパーダを引きながら仏陀の「死」の捉え方を紹介されながらの話は氏の真面目さ誠実さが伝わってくるものであった。

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