日別アーカイブ: 2007 年 9 月 7 日

朝(あした)には紅顔ありて

朝、勝山市のS宮寺ご住職から電話。越前市(旧武生市)のR寺のご住職が急逝されたとお知らせくださった。「え〜!!、何時?」「今朝だそうです」

若住職が行信教校の後輩にあたり、熱心に法務・布教に頑張っておられる。若坊守さんは富山のZ寺さまから嫁いで来られた。

夕刻、T家の二七日のお勤めを終え、弔問に行く。越前市に着いた頃には日は暮れて、おぼろげな記憶とカーナビを頼りに寺を目指すも、迷ってしまった。
カーナビのデータが古いこともあり、(R寺さまがカーナビのカバーエリア内に入っていない)30分以上あたりをうろついただろうか。

既にご遺体は仏間に型のとおりお休みで、早速阿弥陀経のお勤めをする。
いきさつを若住職からお聞きする。「風邪一つひかない父でしたが、脳内出血、それも脳幹部のそれで、ドクターから脳死状態ですと告げられた」そうだ。
無論、大変驚いたが昏睡状態の父を見守る数日の時間をもらい、このお寺をご法義のお寺にしてゆくという父の願いを受け継ぐ覚悟をさせていただきましたとしっかりした口調で語ってくださった。
ご親戚の方も、素晴らしい若坊守さんをお迎えできた事、可愛い孫を授かった事何よりも喜んでおられたなど、しんみりと語っておられた。
兼職されながら、ご苦労にご苦労を重ねられ、若院さんのご結婚前に見事に本堂・庫裏を再建。今度はご門徒さんとご法義を語りあうんだと、定年前に辞職され、四幅の御絵伝を蒔絵で描かせた扉のある見事なお内仏をお創りになり、今そのお内仏の前で、静かに横たわっておられる。

ご報謝の尊い御一生、本当にご苦労様でした。           お称名
         享年五十七歳      

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 | コメントする