法事三軒

昨晩手伝いに帰省した三男は、勝山市のN家報恩講へ。そのあと今日五軒を廻って貰うことになっている。

自分は、午前中市内S家の報恩講。続いて同じく市内S家の一周忌法要。法話で、「瀬をはやみ・・・」の落語を題材として、亡き人とも再開できるお浄土をいただいている事のあり難さについてお話する。S家を辞する前に、親戚の方が、あの句をメモしたいのでもう一度教えてくださいと仰る。私がお応えする前に、居合わせた親戚の人がスラスラと答えてくださった。百人一首の句はこんな風にしっかりと覚えておいでの方がいらっしゃるんですね。

急いで同じく市内M家のこれまた一周忌。故人は口数の少ない誠実な方で、お寺に真弓の木を取り木しして分けてくださった事を思い出した。

引き続きT家報恩講。Tさんは今マスコミで連日取り上げられている肝炎を克服された方。そしてこの私も同じ病気を経験した者同士。ゆえに現在の国の賠償責任の訴訟と出された和解案勧告を拒否しておられるフィルノブリゲン被害者の訴え、すなわち救済対象に線引きをすべきでないと勧告案を拒否した原告団に至って共感を覚えるという点で意見が一致した。
それにしても阿弥陀様のお救いに、ここからここまでとか、この罪を犯したものは救わないという線引きがないことのとてつもないそのお慈悲の深さを味わった。

昼食のために一端帰山。つづいてS家十三回忌。同じく「瀬をはやみ・・・」による法話。法話の途中で若奥さんがしきりに泣いておられる。法事を終え台所に下がられた若奥さんの留守に、ご主人に「奥様、最近大切な方を送られたんですかね?」と問う。案の定この5月に実家のご尊父を送られたそうだ。泣きはらしながら法話を聞いてくださったが、願わくばこの悲しみをご縁として仏法のお念仏のご縁を深めて下さいと切に願う。

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