通夜とジャズクラブ

夜6時より、武生にて今庄のS家通夜。たくさんの会葬者。今庄から送迎バスでお越しの方もあり、椅子席はほぼ満席。故人を偲びながらの法話。

帰山後、思い立って久し振りのジャズクラブへ。みぞれ交じりの寒さの中、店に入るなり先客さんから「お久しぶりです。覚えておいでですか?」と挨拶を受ける。申し訳ない。お顔に覚えはあるのだがどこでお会いした方だったか思い出せない。むこう様の自己紹介のお陰で思い出せた。昨年ある企業研修のご縁を頂きお話させていただいた会社の担当のお一人。その節はお世話になりました。

テーブルでおとなしく演奏を聞いていたら、常連のお一人が同じテーブルにすわってきた。お互い店では久し振りである。挨拶もそこそこに昨秋、奥様を無くされたことを話される。発病(病気発見)手術以来以来5年4ヶ月の闘病生活を送られたとのこと。
彼が持ち合わせていた、喪中につき欠礼の葉書を読ませてもらった。
「10月8日に 妻 洋○が57歳にて お浄土へ旅立ちました」とあった。
二人三脚での闘病生活と、奥様亡き後の空虚感にさいなまれた日々のことをぽつりぽつりと話してくれた。
なんと彼の今の一番の慰めは、音楽と(彼はある楽団の指揮者である)と「ちりとてちん」(朝の連続ドラマ)だそうである。
丁度今日のちりとてちんは、師匠が癌で最後を迎えつつある、あの状況でのセリフのひとことひとことが胸を打つ、としみじみと語る。

何度かこのブログでも取り上げたが、自分も「ちりとてちん」にはまっている一人である。生きるということ、死ぬということ、その問題を見据えながら、それでいて決して押し付けがましさに陥らない。脚本家の力量、人間を見る眼の深さと温かさを感じる。
むろん、主演の貫地谷しほりさんを始めとする出演者の演技力も並ではないが。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 パーマリンク

コメントを残す