婦人会総会

九時半、市内T中家満中陰法要。七年間の長きにわたり植物人間状態(あまり好ましい表現とは自分には思われないが、他に言葉を知らないので)だった奥様の見舞いに毎日自転車で通われたご主人(近く九十歳になろうかという)が、肩を落としておられた。このおじいさんの寂しさを心底わかってくださるのはただお一人、親さましかない。そして奥様はその親さまのお浄土へ帰られたのですね。

続いて同じく市内のF島家三回忌法要。お嬢様が、「何見ても父のことが思い出されて辛そうだった母でしたが、少しずつですが前向きに立ち上がってくれそうです」と仰る。

そういえば、F島ご夫妻は昨日の真宗教室に久しく通っておられた。ご主人のなくなられた後、しばらく教室を休ませてもらいますとご挨拶に見え、その場で会にまとまったご寄付を下さった。それで購入したのが昨日も使用したプロジェクター。大いにご夫妻のお気持ちはこうしてお念仏をお伝えするのに役立っております、と改めて御礼を申し上げた。

午後、千福寺婦人会「りんどう華の会」の総会と公開講演会。執行部の準備万端のお手回しにより、会計報告・事業報告・役員改選とそれぞれの承認事項はスムーズに進んだ。

総会を終え、記念の公開講演会。講師は同じ浄土真宗のM寺ご住職。現在福井大学医学部講師を勤めておられ、ことにネグレクト・DVにより学校に通えなくなった子供たちをかかわりをもちながら、子供たちが自立できるように支援する組織を立ち上げ活動しておられる。

プライバシーの問題に配慮しながらも、この福井でもこんなに子供たちが悲惨な状況におかれている事実があることを、知って欲しいと訴えられる。
ただ、暗い深刻な話に終始することがないように、ユーモアを交えながら、しっかりと聴衆のこころを捕らえておられる。
公開講演会ということもあり、会員以外のかたの聴講の姿もかなりあった。印象的だったのは、かつて何年も引きこもり状態だったが、先生の導きでバングラデシュにゆき、現地でしばらく活動した経験によって立ち直ったという青年が、先生をしたいこの講演会にも参加してくれていたこと。

まだまだお寺には、することはいくらでもあるなということを考えさせられた尊いご縁の講演会だった。

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