伝道院

僧侶としての活動に布教・伝道は当然含まれるが、さらに布教のプロを育成するための機関として『伝道院』というものがわが宗門にはある。現在では住職課程と呼ばれているが、布教使になるための研鑽を積むのである。
親鸞聖人の百カ日参篭(六角堂あるいは法然上人の吉水の庵への参詣)にならって、百カ日、寮に泊り込みで布教使となるべく教学は無論のこと、多岐にわたるさまざまなことを講師の先輩布教使の先生方からみっちり叩き込まれるのである。
その最後の仕上げが、二人一組に一人の講師の先生が付き添って、地方の寺院に赴き、ご門徒さんを前に、いわゆる布教の現場に立つ(布教実習)研修旅行が行われる。福井にも何組かの実習生が訪れている。その一組の講師が滋賀県のF氏で、鹿児島から入寺したいとこである。彼からの連絡で、今日が布教実習の旅のいわば打ち上げ。よかったら一緒しないかと誘われた。

指定された会食の場にゆくともう一組の実習生のグループも同席だった。そちらの引率の講師は旧知の兵庫県のM氏。なつかしい再会である。

この打ち上げの席でも、講師の先生方は実習生に、この研修旅行中きづいたことなど助言をしておられる。かく会所(えしょ=布教をさせてもらう寺院のこと)で一人十五分の法話だそうだが、法話原稿を推敲し覚えるために、この二日間2・3時間しか寝ていないそうだ。
実習生の一人が、ここまで集中して浄土真宗のことを考え続けた時間というのは、自分の人生にとって大きな意義があったと思います。京都に帰ったら一気にその疲れがでるでしょうけど・・・と。

一緒にがんばりましょう。宗門の将来は皆さんの双肩にかかっている。
最後に福井名産「おろし蕎麦」を食して解散。

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