日別アーカイブ: 2008 年 10 月 31 日

上河端報恩講

8時半、寺を出立。鯖江上河端(かみこうばた)地区の報恩講廻りと夜の総報恩講(そうぼんこう)。午前中5軒。お昼は寺当番のK島さんの御接待で在所のお蕎麦屋さん。近年上河端の報恩講廻りのお昼は、この蕎麦屋さんが定番になっている。よって店の親父さんとは七夕(年に一度の再会)の関係。
親父さんは蕎麦に関してはかなりのこだわりをお持ちで、固めの桶蕎麦がウリ。
越前下ろし蕎麦は大根おろしと出汁をぶっ掛けて食べるのだが、水を張った桶に固めの蕎麦が入っていてそれをすくってざる蕎麦のように食べる。もちろんこのだし汁には大根おろしが溶いてあるのだが。
美味しいですよ、一度食べてみたいと思われる方には、店の場所を紹介します。

そういえば店の入り口近くで「玉虫」死骸を見つけた。子供の頃鹿児島の田舎ではしばしば眼にしたのだが、何十年ぶりだろう。言うまでもなく法隆寺の「玉虫の厨子」あるいは「玉虫色」の本家本元。

午後、5軒のお参りを済ませ、在所の道場にて総報恩講。おたじといわれるご飯だけを盛ったお椀を入れた箱を皆が持参し、道場の台所で今年の道場番さんが味噌汁と野菜の煮物とお漬物を準備。それをおかずにお精進の会食である。
道場番さんの食前の挨拶には必ずこの言葉が入ることになっている、すなわち「塩っ辛い御汁をたっぷり用意しましたのでお代わりも充分あります」と。

おかわりもして、美味しくいただいてそれから皆さんでもう一度お正信偈のお勤め。そして2席の法話。そういえばお勤めの最中、こんなハプニングが。

念仏和讃に入ったところでブレーカーが落ち、停電状態に。明かりといえば蝋燭のそれだけ。お勤めを中断しようかと一瞬迷ったが、そのまま続行。
なんと殆どの人が途切れることなく一緒についてお勤めされた。道場の空間にお正信偈が響き渡った。さすが上河端の千福寺同行の皆さん。
お勤めが終わる直前にブレーカー復旧でめでたく点灯。

法話は当然、このハプニングからお正信偈のお勤めの大切さ、そしてお通夜にも声に出して揃ってお正信偈の唱和をすることを大切にしましょうと結んだ。
帰り際、今年日曜講座を受講されたIさんに続き、来年の受講を何人もの方が申し出てくださった。これも本当に嬉しかったこと。

上河端の皆さん、今年一年、永代経、報恩講とお寺の台所当番のご報謝、本当にありがとうございました。21時帰山。明日も、め一杯の報恩講廻りと法事。
ガンバラナクチャ。

上河端の千福寺道場。お内陣は幅2間(にけん)の立派なもの。

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