昨晩泊まった従兄弟の加藤氏が今日は山中温泉の恩〇寺様へ出講するというので福井駅まで送る。
その後、過日の永代経法要の若林師の録音法話を編集作業。全7座の法話。MDに録音したものをCD化できるようにデジタル化する。デジタル編集ソフトを駆使してボリュームレベルを上げたり、法話の始まりの前後をカットしたり、結構手間のかかる作業である。
こうして編集作業のおかげで再度じっくりと法話を聞き返しながら、師のお取次ぎの一貫する阿弥陀様のお慈悲の話に、あらためて浄土真宗の布教のあり方を示唆された。
午後、ほぼ編集のめどがついたところで一休み。パソコンに終日向かっているとそれなりに疲労もたまる。撮りためていた映画をみる。『ニュールンベルグ裁判』。3時間を超える大作である。出演はリチャード・ウィドマークなどそうそうたる往年の名優たち。
1時間を残して鑑賞を一旦休止。ナチスドイツの翼賛体制のなか、裁判に携わった法律家などを裁くのがこの『ニュールンベルグ裁判』であるが、アメリカ映画でありながらアメリカの批判(悪かったのはドイツ人だけか?アメリカは原爆を広島・長崎に落として数十万の日本人を殺戮したではないかというようなセリフもある)もでてくる。
アメリカに対する自分自身の好悪入り混じる思いを代弁してくれるような場面もあり、歴史は浅いがアメリカの懐の深さを感じさせる映画だと感じた次第。残りを見るのが楽しみだ。
ここまで書き終えて、一応ネットでニュールンベルグ裁判を調べてみたら、映画そのものの記事と、歴史的にニュールンベルグ裁判を検証する記事があり、映画はともかく裁判に関しては東京裁判と同じく政治的な立場でどう評価するかが大きく分かれることを知った。少し勉強する必要がありそうだ。