おむすび

午前中、F地区2軒の報恩講と法事。先に分家を勤め、次に本家の報恩講と一周忌。昨年のI家のお通夜から、お通夜のお勤めが始まったらご遺族も最前列で一緒にお勤めをしていただくようにお願いしてきた。最近は、葬儀社もそれを理解してくれるようになり、会葬者(廻り焼香)の弔問を30分早く始めていただき、帰る方はお帰りになり、通夜のお勤めの最中におしゃべりする人がいるようなことはほとんど無くなった。

写真は報恩講のお勤めがおわり、当主のIさんがお蝋燭とお線香をつけておられる間に撮ったもの。畳のうえに直接聖典・念珠・門徒式章を置かないという細かい配慮がありがたい。近年、そうしたものを畳の上に置いて平気な方が増えている。極端な場合、置いた念珠や聖典のうえをまたいでゆく人も見受けられる中(いや本当ですよ)、大切にすべきものに対する扱いを忘れないIさんの姿勢をとうとく思う。

池森家

今日の日の一周忌は大切な奥様のご法事ゆえ、早くからのお約束だった。ところが妹の嫁ぎ先の前住職様の三回忌法要をこの日に執行する旨の案内があり、時間的にI家のお斎を辞退しなければ間に合わない。先日Iさんにその旨お伝えして、法要終了後すぐ七尾(石川県)に発つことにしてあった。

I家を辞するとき、渡されたのが竹皮に包んだお結びと今日のご法事に炊かれたものであろうお精進のお野菜料理。「道中のお弁当です。気をつけていってください」との言葉に思わず涙が出そうになった。

高速道路を七尾に向けて走りながら、そのおむすびをほうばりいろいろ思いをめぐらす。奥様亡き後家事全般はお嬢様がなさってきたことだろう。さすればこの海苔で包んだおむすびもきっとお嬢さんの手になるもの。こうした心配りをしてくださるご家族の絆の暖かさが伝わってくる。そのお嬢様も来月には嫁がれる。お婿さんは亡きお母様の愛情を精一杯うけて育てられた方にちがいない。その受けた愛情をさりげなくまわりの人にそそぐことがお母様から受けたご恩に報いてゆく道であることもきっとわきまえておられるのだろう。そんなお嬢さんを娶るお婿さんは果報者。

そんなことを思いながらの2時間半のドライブ。おかげで七尾の法要にも余裕を持って到着できた。

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