映画三昧

風邪が抜けきらず、体が重い。当然ものの考え方にもそれは影響を与えるはずで、昨日の「沈まぬ太陽」の感想もその例外ではない。つくづく人間は自分の思いに振り回される生き物だということを痛感。

仏教の目指すところは、いわゆる悟りあるいは解脱であるとは言葉だけは知られたところだが、具体的なその第一歩は自分の思いを第三者的な立場で観察する訓練ではないか。

完全に自分自身の主(あるじ)になることは凡夫に出来る業ではない。その意味では私という存在は自分の思いに振り回されずにいきることなど出来ないが、振り回されている自分であるということに気づくことは出来る。その時自分の思いを絶対化しない、相対化する視点を獲るのだろう。

あまり自分の思いを大切にするものではない。私の「思い」はどこまでいっても自己中心。人様に見ていただけるような立派なしろものではない。

だるい体を抱えながらぼんやりとそんなことを考えつつ、録画しておいた映画「鉄道員」を見る。何十年ぶりだろう。

忘れるということのあり難さを少し思った。ほとんどストーリーを覚えていなかったのだ。まったく初めて観る様な新鮮な感覚。あの切ないメロディだけが記憶のそこから蘇った。

夜、「ゴッドファーザー」の三夜連続放映。その二日目をたまたま観た。明日は最終編。多分また観ることになるだろう。

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