K家法事

午前中、丸岡町K家一周忌法要。読経のあとの法話は、どうしても先日訪れた薩摩かくれ念仏のことに話が向いてしまう。涙石のこと、知覧の柱仏壇(柱に細工して、小さな阿弥陀様の本尊をご安置しまたふたをする)のこと、そして知覧の特攻隊員のこと。

特攻基地のこととかくれ念仏は直接的には結ばないが、いのちをいただいていきているということの忝けなさでは共通するものがあるだろうとばかりに

少々強引な話の展開。

なんとなんと、今日の法事の席に少年航空兵として8月15日まさにその日に出撃するはずだったという一人の親戚のご老人がおられた。

彼の話によると、出撃の際、記録フィルムで報じられるようなシーンばかりではなかったと告白される。酒でへべれけに酔って出撃する特攻隊員も数多くいたと。死地へ向かう恐怖心を麻痺させることもあったのだろうか。意外な証言を聞いたが、かといって若き隊員たちの犠牲の意味が減ぜられることにはならないと思う。ヒロポン等の覚せい剤を注射して同じよううに恐怖心を紛らわせたという話も聞いたことはある。しかしこれとて同じく特攻隊員たちに責任があるわけではない。彼らもその意味では紛れもなく戦争の犠牲者であろう。

責任はどこまでもこうした恐るべき作戦を強いた上層部、指導者にある。今の政治状況を眺めても、国家の舵取りを任せるということは大変な責任が国民一人一人にあるということをあらためて痛感する。

午後、婦人会「りんどう華の会」の例会。お勤めのあとしばらく講話。今日の出席者の殆どが先日の薩摩かくれ念仏遺跡参拝の参加者。うれしかったのは、旅行に参加した丸岡のOさんが、旅行中に何度もこの華の会においでと誘って下さったので足を運びましたと、初めて参加してくださったこと。

こんな形でご門徒同士の触れ合いの輪が広がってゆくことは何にもまして嬉しいこと。

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