二つの棺

午前10時より葬儀開式。本願寺仏教婦人会総連盟総裁様よりの弔辞、葬儀委員長、仏教婦人会会長と弔辞が続き読経が始まる。たくさんのご門徒を抱えておられる照護寺様だけに、一般焼香の時間の大半がご門徒のそれにかかったのではないかと思う。その他町内やお寺の坊守様方のお顔もみえる。

いよいよ出棺。二つのお棺が本堂から出される。

 DSC_7857

ご住職の棺の後方を、ご門徒の方と一緒に持たせていただいた。二台並んだ霊柩車が痛ましい火災事故のことを新たに思い起こさせる。出棺を見届け、後片付けの手伝いなどしていったん帰山。午後2時より春江町S家の法事を勤める。

法事を終え照護寺様へ伺うと、間もなく拾骨からお帰りになるというので、黒衣に着替えお迎えの準備。喚鐘のなる中、お二人のご遺骨が帰ってこられお内陣に安置されて還骨勤行。お導師による白骨の御文章拝読の間、声を抑えたすすり泣く声が聞こえるのでそちらをみると、この葬儀全体の総指揮を執られた(会奉行=えぶぎょう)S縁寺御住職がハンカチで目頭を押さえ、肩を震わせて泣いておられた。

ご親戚にも当たられる前住職ご夫妻のご逝去を悲しむ間もないくらい、この大規模なご葬儀の采配を振るうという緊張の4日間、拾骨を終えたいま心から泣ける時間が彼の上に訪れたのだろうと思うと、こちらにもあらためてこみ上げるものが。

S縁寺様、本当にお疲れ様でした。有難うございました。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 パーマリンク

コメントを残す