おわたまし

午前8時、市内T家のおわたまし法要。おわたましとは尊い方が居場所を移られるという意味。いわば遷座である。浄土真宗で言う場合には、ご本尊の引越しということになる。お勤めを終え、新住所をうかがい、お仏壇の引越しが終わったらまたご連絡いただき、新居で再度お勤めをさせていただくことに。

聞けば息子さんが結婚。今新婚旅行中だそうだ。お父様が先年亡くなられたのでお母様とお嫁さんと一緒に住むなら、この際思い切って新しい家を建てましょうとの家族の決断があった模様。それはそれで実におめでたいことなのだし、お嫁さんが同居してくれることも有難いのだが・・・・がお母さんとしては、懐かしいお父さんとの思い出の一杯詰まったこの家を壊して更地にし、新しい家へ移るのに涙が出て止まりませんと。昨晩も一人でお仏壇のお父さんに、この家とももうすぐお別れですねと話しかけながら一杯泣きましたと仰る。

亡き人に話しかけ泣ける場所のあることの有難さをしみじみ語られた。携帯電話のカメラでお仏壇前に座ってもらい記念写真を撮って差し上げる。

その後、市内報恩講、鯖江法事、そしてまた報恩講と勤め帰山するころはもう暗くなっていた。日が短くなっていることを実感。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 パーマリンク

コメントを残す