本山ご正忌報恩講参拝

冬休みと報恩講廻りの手伝いも終えた三男にもう一日留守番がてら残ってくれるように頼んで、急遽思い立って家人と本山のご正忌報恩講にお参りすることにした。市内の道路はところによっては雪が踏み固められているところもあるが、高速道路の方が除雪はしっかりとされているはずということで車で行くことにした。予想どうり、今庄あたりでは周囲の雪はかなりの量だが道路の除雪は完璧。とはいえ当然スピードは控えめの安全運転。

途中のサービスエリアで昼食を摂り、午後の法要の始まる前に本山着。かねて親しくお付き合いいただいている福井のS縁寺のご住職は近年よほどの事情がない限り、本山ご正忌報恩講には全席出仕されている。メールを出してみるとやはり初日から出仕との返事。法要後境内のお茶所で会いましょうと約束。

ご影堂に座る。京都の寒さは格別である。ご承知のように西本願寺は明治になって太陽暦に切り替えられた折、諸々の行事の日付もそれにのっとって変更した。よって旧暦11月28日の親鸞聖人のご命日も1月16日に換算して勤められる。季節感からいうならこの寒さの中、宗祖は90年のご生涯を終えてゆかれたのだということが偲ばれるゆえ京都の底冷えもなにかしら有難く感じられるから不思議だ。

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法要に先立って、全国の子供たちから寄せられた書、作文の作品展の表彰式が行われる。子供たちにとっても心に残る思い出になるだろう。

当門様、新門様ご出座のもといよいよ午後の法要が始まる。本山の報恩講にお参りするたびに100名以上の楽人の奏でる楽の音(ね)に何かしら胸が熱くなる。広いご影堂に響き渡る笙の音をはじめとする篳篥(ひちりき)横笛の交じり合った、あたかもフルオーケストラのチューニング(音あわせ)のような響きが法要開始を告げる喚鐘の音と重なっていやがおうにも宗教的空間を作り上げてゆく。

S縁寺様は祖師前第三席。

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法要終了後、境内のお茶所で着替えを済ませたダンディなS縁寺さんとコーヒーを飲みながらしばらく歓談。葬儀などの止むを得ない事情のない限り16日の午前中、御満座法要まで全席出仕のおつもりだとのこと。京都駅前のホテルに宿をとって晨朝(あさのお勤め)にも出仕。ことに今朝の寒さは格別でしたと。本当に頭の下がる思いがする。風邪など召しませんようにとお別れの挨拶をして、本山を後にする。

卒論仕上げのために冬休みの帰省をしなかった次男のアパートに向かい、顔を見てから帰途についた。

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