称ふれば

小雪の舞う寒い日となった。この季節だからもう積もることはないとは思うものの、通夜・葬儀を営まれるM家の皆さんは弔問の方々のことを思うと案じておられるだろう。

称ふれば
罪もさわりも
春の雪の
ふりつつとくる
ここちこそすれ

行信教校を創設された利井鮮妙(かがい せんみょう)和上の詩である。煩悩を抱えながら生きてゆくしかないこの自分ではあるが、その煩悩を転じて徳となしたもう(転成=てんじょう)お念仏にあえた今、その煩悩を障りとしないおはたらきのなかで、卑屈になることもなくのびのびとお称名させて頂ける尊さをかみ締めさせて頂く。

とは言いながらもやはり寒さはかなりのもの。門徒会館も精一杯温かくして差し上げようということで、久しぶりに床暖房もセットしておいた。

午後6時半、通夜開式。打ち合わせどおり、ご遺族の方も最前列にお座りいただき、一緒にお正信偈のお勤め。さいわいM家のあるB町の町内の方々もお勤めして下さるので、近年みられるお通夜のざわつきもなく、真宗本来の通夜の姿をとれたのではないかと思う。Mさんの黒ずんだお勤めの聖典のことなど交えて法話。

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