築地最終日

いよいよ今日は築地本願寺の最後の布教。毎朝のお朝時に必ず参っておられた方、お勤めもおありだろうに五日間のうちに半分は参ってこられた方など、数が少ないだけに印象に残る。

振り返ればこの築地本願寺には今回で七回目の出講であった。最初の頃は、築地別院も福井別院と同じく毎日、すなわち365日お説教があり、それなりのお聴聞の方がおられた。また福井別院のお参りの多さは福井別院に出講された各地の布教使方が口を揃えて驚嘆されたものだった。いつのころからかその参詣が激減し始め法座の体(てい)を成さなくなった。

確か福井別院が365日の常例布教を止めた年、この築地別院も同じ方針を打ち出して、一月(ひとつき)の常例布教の日数を一挙に半分以下に減らした。一年中その気になればお説教が聴けるという場は現在では本山の総会所のみである。そしてその総会所も、地方から上山された念仏奉仕団の団体の皆さんの参拝・聴聞がなければ惨憺たるものである。

首都圏三千万人の人口を擁し、首都圏伝道の最前線に位置する築地本願寺である。地方ではまねしたくても出来ない思い切った企画やさすがと感心するようなイベント・行事などを打って築地本願寺なればこその活動をしておられることは重々承知している。個々の職員諸氏も職務に伝道に精一杯取り組んでおられることは伝わってくる。なのに何故?という疑問は築地本願寺だけにぶつけるべきものでは決して無いだろう。

正にそれは自分に、そして自教区にそして自坊に対して問いかけながら、この社会状況の中でお念仏を伝え残すために何が欠けていたのか何を自分はしなければならないかを問い続けてゆかねばならない。

五日間の布教を終えて、お聴聞下さったご門徒さんとお名残惜しいような思いのうちに上記のようなことを考えながら築地本願寺を後にした。

 

帰りの新幹線も空いていた。帰山してN家の通夜を勤めてくれた若院をねぎらう。

 

昨日の節電を訴えるポスターの残りを紹介する。

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