葬儀

午前10時、M家葬儀。式場に向かう車中から九分咲きの桜並木を眺めながら、東北の被災地のことをふっと思った。大学時代の友人に岩手県の北上出身者がいる。彼から「僕らの故郷では桜と梅が同じ時期に咲く」というので、エー嘘だろうそんな馬鹿なと思わず言ったことなど思い出した。決して嘘などではなく、4月末から5月にかけてかの地では同時に咲くらしい。

被災者の方々のご苦労が桜の咲く頃には少しでも和らいでいることを念じるばかりである。

葬儀を終え、一度帰山。あらためて市内の別の葬儀会館へ。U家の葬儀である。先日この葬儀社で葬儀を執り行ったとき、社員さんに葬儀の間をご遺族と相談するときには、ことに日曜日には必ずお寺とまず相談するということを基本に考えて欲しいと申し入れてあった。そのことが社内で周知されてか、今日の様に重なった場合の時間差を考えてくれたようだ。

故人は、会社をリタイア後川柳に打ち込んでおられた。まじめで控えめではあったがウイットに富んだ会話をなさる方だった。式段にその川柳の何首かが飾られてある。

 

さよならも  言わずに君は  花の句座

 

何か想像を掻き立てるような、面白い句だと印象に残る。

 

午後二軒の納骨。

M家の皆さんです。

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M家の納骨が終わってU家の皆様。

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訂正

自分の早とちりで、葬儀の式壇に飾ってあった数句の川柳のうちの一首を紹介したのだが、これは故人が所属した句会の会長さんからの献句だというご指摘をご家族から頂いたので本文を修正しようかとも迷いましたが、このままにしておいて当方の勘違いということでお許しいただきたいと思います。(コメント下さったU家のご子息からのご指摘もそのまま掲載します)

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  1. U家次男坊 のコメント:

    先日は、亡父のお導きありがとうございました。

    高校卒業以来福井を出ていましたので、両親を二人だけで住まわせていたことに
    ついていまさらながら、反省しております。

    しかしながら、なぜお堂にキーボードがあるのか不思議に思っていましたが、ブロ
    グを拝見して、納得いたしました。
    実は兄夫婦も次男夫婦も音楽に少なからず携わっており、私は、MJQに一時かな
    り入れ込んでおりました。
    御前のブログをこれから定期的に拝見させていただこうと思います。

    ちなみに式段に飾られていた川柳のうち、御前が取り上げていただいた句は、父親
    が参加していた川柳クラブの会長さんが、父の訃報に際して詠んでいただいた句で
    す。(その他の句はすべて父のオリジナルです(^ω^))

    四十九日法要に参列させていただきます際は、私の愛機のNikon D90を持っ
    て行こうと思っています。

    • Jazz Bose のコメント:

      早速のコメント有難うございました。
      何かと気ぜわしい中に、お悲しみや寂しさを実感する間もないほどに過ごされたこの一週間だったのでは拝察します。
      じわっと今から大切な方を送られた悲しみや寂しさ、何かポカッと心の中に空洞が出来たような喪失感が訪れるかもしれません。

      まことに申し訳ないことに、全体でお撮りした写真がぶれてしまいました。カメラのせいにするようですが、最近どうもストロボのスピードとシャッタースピードが同調しない現象が時々発生するようになりました。
      幸い、ご兄弟でお撮りしたものは一応ちゃんと撮れておりましたのでそちらをブログには掲載させて頂きました。Nikon D90を お使いですか。
      満中陰法要に拝見させて下さいませ。

      お母様のことでお力になれることがありましたら申し付け下さい。

      千福寺住職

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