日別アーカイブ: 2011 年 4 月 15 日

今庄・A地区春廻り

千福寺では例年、南越前町今庄地区では春廻りというものを勤めている。この地区のお道場で地区の永代経法要として勤めるのだが、今年は雪が多かったこともあり、このA地区の春廻りが4月になってしまった。

寺側のミスで、午後2時開始のところを午前10時と予定表に書き込んであり、この地区のお道場に着いたらどなたもおいででない。お道場番のお宅に行くと、「あら~、お昼2時からとみんなに触れてあるので、皆さんいらっしゃるかしら?」といいつつもすぐに全軒に連絡をまわして下さり、ほどなく皆さんが集まって下さった。

お道場にあるだるまストーブで薪をたき、ボチボチ皆さんが集まって下さるのを待ちながら、今年の大雪の話・熊や猿、そして近年杉の若木の樹皮をかじって木を枯らしてしまう鹿の害などについて、山村ならではの話をうかがう。人間とこうした野生動物の共生がさまざまな問題を惹起し、ただでさえ過疎化が急激にすすむこうした山村の限界集落化に拍車をかけているようだ。

皆さんがお揃いになったところで無量寿経のお勤めをして、しばらくの法話。

お道場のあたりには、まだまだこれだけ雪が残っていた。

IMG_0590[1]

 

こんどの東日本大震災の復興について、政府が木材に関しては国内産の材木を助成金を出してでも使うような方策を採ってもらいたいと思う。国の指導で戦後一生懸命杉を植えたものの、外国産の材木が安くつくということで、国内の林業は見捨てられたような形になった。残ったのは、あれた山と杉花粉症。

山の木が、手間をかけた分の評価がされ相応の値段で取引されるなら、日本の林業にも光明がもたらされ、すでに改良されたという、花粉を出さない(あるいは花粉症を引き起こさない)杉等の植林にもまた力が入ろうというもの。相当なお金を復興に注がねばならないわけだから、お金が国内で回るような方策を是非復興検討委員会では検討していただきたいと思う。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 | コメントする