墓のない村

数年前の『一味』に行信教校講師の山本先生が、滋賀県安曇川町の墓のない村のことを書いておられた。今日は夕方までに福井へ帰ればいい。ということで、その地を尋ねてゆくことにした。

昨日の理事会で山本先生ご自身にお聞きしたのだが、場所を口で説明するのは難しいからおおよそ見当をつけてそこらで地元の人に訊けばいいでしょうと。

結論から言うと、現在は滋賀県高島市に編入された安曇川町だが、その高島市安曇川町支所で訊ねてもわからなかった。この町にある近江聖人と讃えられた中江藤樹記念館の館長は地元の方でありご存知かもしれないと教えられ、その記念館を訪れた。戦前生まれの方は近江聖人 中江藤樹についてはかなり聞かされているというが、自分はその名前と陽明学者ということぐらいしか知らなかったので、立ち寄ってみてもいいかなくらいの感じで記念館を訪れた。受付の女性に一応館長さんのことを尋ねてみたら、なんと彼女自身がその墓のない村のことを知っていて、親切に地図にかいてくれた。これでゆっくり中江藤樹記念館を見て回ることが出来た。

そのお墓のない村へは、記念館から15分ほど。お墓がないといっても埋葬しないのではない。石碑がないのである。木製の墓標を一応の目印として建て、あとはその墓標は年月とともに朽ちてゆく。多分殆どが浄土真宗のご門徒だろうと推測されるが、一部題目を書いた卒塔婆がみられた。空いたスペースに後の人は埋葬されるのである。たまたま農作業をしていたおばあちゃんがおられたので、少しばかり話を聞いた。

山本先生も書いておられたが、お婆ちゃんの話しぶりからしてもこんな形の埋葬形式がいつまで続くだろうかと考えさせられた。

安曇川をあとに湖西をドライブしながら木の本の町に入る。せっかく個々まで来たので、この町名物「沢庵パン」を探す。正式名称は「サラダパン」だそうだ。自分の感想は、大根サラダマヨネーズあえをパンに挟んだような味。しかしやはりこれは「たくあん」だそうだ。さっぱり味で、パン自身も柔ららかくて美味しい。お土産に数個ゲット。

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