はらから91号にも書いたことと重なる点もあることをまずお断りしたうえで、参拝記を記する。
午前5時過ぎには起床して、本山の晨朝(じんじょう=朝のお勤め)に参拝する。今回の参拝に関しては我々福井からの参拝団の法要席は正直申し上げて中央のいわば特等席ではなく、かなりはずれの方になる。(これは厳正なる抽選によるものだそうだ)当然4000名の参拝者が全員中央特等席に座れるわけなどないから誰かが不利な席を引き受けなければならないわけで、それは止むを得まい。ならばご影堂の今回の法要の素晴らしいお荘厳を間近で拝観するには晨朝のときしかないということで、お晨朝に早めにいわば「特等席」に座らせて頂こうということになった。
大遠忌法要の特別のお荘厳、それは何と言っても九具足。蝋燭たて3対に花瓶1対そして香炉。
丁度この日、ご自身の誕生日を迎えられまた先日ご長男が誕生されたばかりの新門様と、続いてご門主様のご親教(したしくご自身の言葉で参拝者に語りかけられること)。お二方とも東日本大震災のことに触れられ、被災された方々の悲しみに寄り添うこころでこの法要を勤めることを述べられた。
法要後は阿弥陀堂に移動しての帰敬式。この日は300名をゆうに越す受式者があったそうだ。受式者を代表して、千福寺門徒の細野丈志さんが法名拝受の大役を仰せつかった。
千福寺門徒からは17名の受式。
昼食のあと、本山での法要そのものの日程を終えて。そして記念撮影、一路福井へ。
途中、鮎の里なるドライブインで休憩・お土産の買い物などして全員無事に福井着。皆さん本当にようこそのご参加でした。
「はらから」の参拝記も併せてお読みください。