月別アーカイブ: 2011年7月

二十五回忌・納骨

鯖江誠照寺様の夏期講習、3男を伴って出席。といっても自分は10時半からの福井市Y家25回忌法要があるので、10時までの聴講。

Y家25回忌。故人の葬儀はこのご自宅で営まれた。喪主を勤められたお父様が喪主の服装、すなわち白衣・白袴・白裃をつけて式に臨まれていたことなど思い出した。古来日本人の喪に服する時の色は「白」であった。故梅棹忠夫博士の本で読んだ記憶がある。今でも福井の田舎でわずかながら、喪主とその係累は白装束をつける習慣の残っているところがあるにはあるが、殆ど廃れてしまった。

寺の坊守さんはじめ女性の葬儀の場合は、この北陸では個人は勿論親族の女性も白無垢の内掛けを纏うことが普通だったが今ではそれも同じように亡くなりつつある。

若い人など、日本人の喪服は白色というと驚くかもしれない。いや、葬儀を自宅で行っていたなどということも今では過去の語り草に近い。25回忌の法要を勤めながら、変化のスピードの速さにあらためて驚いたことである。

昼過ぎ、昨日葬儀のF家納骨法要。喪主様はじめ奥様もちゃんと門徒式章をつけてお参りくださった。これもあり難いことである。当日ではなく翌日の納骨法要ではあったが、たくさんのご親族のお参りを頂いた。これもF家の普段からの親戚づきあいを大切にする姿勢からくるものと思う。

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全員で一枚、ご兄弟で一枚、そしてご家族だけで一枚。都合3種類の集合写真をお撮りした。

F家の皆さんを最後までお見送りできないまま、市内T家の七回忌法要へ向かう。

故人は毎年、永代経・報恩講の直前にお斎に要する以上の見事なお野菜をたくさん届けて下さった方。またその野菜が市場に出荷できるほどの見事なものだった。そんな思い出を交えながらの法話。

帰山したら、鯖江の誠照寺様に出講しておられた若林先生から、今から大阪に帰りますとのメールが届いた。全席聴講できたらよかったのだが、講義の記録を誠照寺様から後日頂戴してゆっくりお聴聞させていただこうと思う。

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法事・葬儀・講義

帰省中の3男を伴って、鯖江誠照寺様へ。明日までの二日間、誠照寺様の夏期講習の聴講。自分は10時から鯖江でK家の満中陰、その後丸岡にてF家の葬儀があるので、最初の30分ほどしか講義の席につけなかった。

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途中で講義を失礼して、車で10分ほどのK家へ。法務員のY君は自分の車ですでに到着していた。お父上の満中陰、そして奥様のご実家のお母様の満中陰の併修。奥様がご実家のお母様の葬儀後の法事も今後勤められることになる。ご主人の理解もあればこそのご法事である。

K家から丸岡へ向かい、余裕で式場に到着。近年お寺への納骨は当日に済ませるケースが多くなったが葬儀の時間が午後からになったこともあり、納骨は明日ということになった。幸い明日午前中と夕方に勤めるご法事の間に時間がある。F家の葬儀を終えて一旦帰山。

シャワーで汗を流し、再度鯖江誠照寺様へ。午後の法話のご縁に遇う。午前中から見えていたS縁寺様のお嬢様、午後も引き続いてお聴聞しておられる。

法話は、親鸞聖人のお手紙を引きながら、他力信心の内容をわかりやすくお示しくださるもの。千福寺でも披露していただいた「小言念仏」の落語を取り入れた法話である。心の良し悪し・ありようを問わない、私にとなえられる声の仏さまのなってくださり、この煩悩の現場(わが身)に入り満ちて下さっているお救いの謂れ。何度お聞きしてもありがたく、また楽しい。

外の暑さとは異なる、体の内から温まったような思いで帰途についた。

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F家通夜

午後6時半、丸岡町のセレモニー会館でF家のお通夜。枕経の際の打ち合わせどおり、お通夜のお正信偈が始まったらご遺族は最前列にお座りいただいて一緒にお勤め。

こうした会館でお勤めがホールに響き渡るほどのお通夜は近年そうそうあることではない。その意味で実に浄土真宗らしい尊くあり難いお通夜であった。背中に目があるわけではないのだが、おそらく会葬者のほぼ全員の方々が一緒にお正信偈を唱和してくださったに違いない。でなければあれだけお正信偈のお勤めが響き渡ることはあるまい。

喪主様も奥様も現役でお勤めになっておられるだけに、職場やご縁の方々のご会葬はかなりの数に上ることが予想されたので、新聞発表は通夜は6時からとして、町内・ご親類にはお勤めは6時半からと案内したのが功を奏した。葬儀社のスタッフの話では、6時からの30分間でかなりの会葬者が見えられたとのこと。お勤めまで残られる方はそれでよし、とにかくお通夜のお勤めには皆さん一緒にお正信偈のお勤めというスタイルは大切にしたい。

それというのも結局は、ご遺族が本来の浄土真宗のお通夜のあり方についてご理解いただけたればこその話。住職の願いを受け止めて下さった喪主様はじめご遺族の皆様のお気持ちに感謝。

通夜を終えて、Y君に丸岡インターから鯖江インターまで北陸自動車道を飛ばして、鯖江本山誠照寺様まで送ってもらう。明日からの二日間、この誠照寺派の夏期講習会に千福寺にも何度もご縁をいただいた若林先生が講師としてお見えになっておられる。講習会の講題は「他力真宗」。若林先生は全国専精会の理事長でもいらっしゃる。先生を誠照寺様にご紹介した手前、ひとことご挨拶にうかがった。

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東日本大震災追悼・復興支援法要

朝から別院では、復興支援のバザーが行われている。

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午後からは別院本堂にて同じく東日本大震災追悼・復興支援法要が営まれ、別院のご輪番導師のもと、各組の代表住職の出仕により追悼法要が営まれた。法要に引き続きM壽寺住職の法話。

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休憩を挟んで、物理学者 藤田祐幸氏の福島原発事故を受けての放射能汚染と、今後の日本のとるべき方向などについての講演。原発の危なさを学者として訴え続けてきたにもかかわらず、このような事態にいたってしまったことを、自分達の力が及ばなかった故として暫愧している旨の話から後援は始まった。

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内容の一々には触れられないが、印象的だったのはガチガチの脱原発論ではなく、コ・ジェネレーションシステムにシフトしながら、最終的に原子力発電に頼らない社会を目指すべきとの主張にはうなずくところが多かった。同時に現代社会が欲望の充足にブレーキをかけることなく突っ走ってきた故の弊害に満ちた社会であることなど、エネルギー消費量の増大化など具体的にグラフで示される。

情報化社会に生きながら、その情報の正確さを判断することの難しさ、その情報に振り回されていることの危うさ・愚かさをも講演を通じて考えさせられた。たとえば今でもまだ、地球温暖化は二酸化炭素排出(化石燃料とうの消費)によるものなのか、それとも他の原因によるものなのかさえわからないでいる体たらくである。

国や、電力会社の発表する数値の正確さもどこまで信用できるのか・・・・。

情報が増えても、人間は賢くならないということの典型がこの私自身である。ただ言える事は、欲望・煩悩の充足を幸福と感じるようなあり方・生き方は自らを破滅に導くということ。これは仏陀の教説を通して我々が知らされた確かな真理である。

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僧侶研修会

例年なら2日間にわたって行われる福井教区の僧侶研修会。今年は諸般の事情により本日1日限りの研修会となった。午前中の講師は、久留米高専の准教授のE氏。講題は「親鸞と家族から見た真宗史」

親鸞聖人のご結婚や越後・関東の生活についてのかなり突っ込んだ考察を述べられた。歴史の定説は、新しい資料の発見でいともかんたんに覆ることがあるが、限られた資料の中でことに親鸞聖人の場合、自己のことを語られることも殆どない上に、同時代の歴史書にその名前が登場しないこともあり、真宗歴史家の諸氏は奮闘しておられることが感じ取られる講義だった。

午後、同朋運動の研修会。講義が終わって講師の用意されたレジュメの内容でどうしても納得できない部分があったので質問したのだが、納得できる説明をいただけなかったことが心残りだった。

明日は東日本災害追悼・復興支援法要が営まれるということで、このスケジュールになったのだろう。

福井組の坊守さん方、その他教区内の坊守さん方明日のバザーの準備で別院に詰めておられた。

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