日別アーカイブ: 2011 年 8 月 15 日

テレビ局へ

午前中一軒のお参りを終えてその足で、ということは衣姿でF放送へ向かう。一昨日の万灯会の取り上げ方に対して申し入れをするためである。こうしたクレーム(自分としてはクレームをつけにいったつもりではないが)にたいして企業ではそれなりの対応の担当者なり苦情処理係?を置いていることだろうと推察するが、お盆の真っ最中、こちらの申し入れについて対応してくれたのは若いディレクターだった。

一応、一昨日の報道のしかたについて、取材を受けて万灯会の意味や東日本大震災の追悼の意味についてもお話したのに、結局「霊を慰め、冥福を祈っていた」というマスコミの常套句で片付けられてしまったこと、マスコミの影響力の大きさを思えば、ことに浄土真宗の門徒さんが圧倒的に多いこの福井でも法要のもつ意義についての誤解を増長させることになることを恐れる等のことを申し入れた。

ディレクターは誠実に対応してくれた。聞けば彼も真宗門徒で最近お父さんを亡くされ、葬儀やその後の法事を通じて浄土真宗の仏事の意味について住職からいろいろ教わったことなどを交えながらテレビ局の立場をいろいろ述べた。住職への取材とお参りされていた遺族の方々への取材を交えてあの放送になったのです・・・と。

しかし誤解を恐れずに言わせて貰うなら、お墓・お参り・法要などそれぞれの思いは参拝者にもあるだろうが、それぞれの心情を汲みながらも亡き人を偲びつつ手を合わせることの意味についてそれは慰霊でも冥福を祈ることでもなく、あくまで感謝の思いによるものであることを伝えなければ浄土真宗でなくなるということだけはわかってもらいたい。さらにいうなら一般の方々の思いがこうであるからといってそれを無批判に現状追認するだけなら宗教の果たす役割はないのではないかとも。まあ、ただでさえ外は暑いのだからこちらが暑くなることはないと冷静にお話したつもり。

こうした申し入れがすぐに功を奏するとは思わないが、繰り返し繰り返しのマスコミへのはたらきかけも大事なことだと痛感した万灯会の反省事項の一つでもあった。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 | コメントする