ご遷仏法要

福井市内K家ご夫妻が滋賀県に転居されるということを年末にお聴きした。長男氏が滋賀県在住で、同居ではないがごく近くに住むことを決意したとのこと。自分がこうして年を重ねて来た今、今後のことを考えて息子さんの近くに住みたいというKさんの気持ちはよくわかる。

転居にともないお仏壇も引越しとなるのだが、そのお勤めを「ご遷仏」あるいは「おわたまし法要」とよぶ。(いずれも「お」は丁寧語)

こうした仏教用語については、このホームぺージでもおなじみの JINEI氏 の 浄土真宗 本願寺派 河久保同行の部屋 に詳しい。

福井のK氏宅での最後のお勤めとなる。ご夫婦にも聖典を持ってもらい、ゆっくり「仏説阿弥陀経」を拝読。

年末に長男氏、次男氏をまじえて相談し、長男氏の勧めに従う形でとんとんと話が進み、新居もそして肝心なこの家と土地の購入者も不思議なくらいにスムースに決まったのだそうだ。新居のマンションには押入れを改造してのお仏間もすでに出来上がっており、2週間後にはそちらでのご遷仏法要もお勤めするお約束をする。

お勤めが終わって、記念写真。

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4月の千福寺親鸞聖人750回忌法要にはご夫婦でお参りくださることも約束。滋賀県でご遷仏法要での新居訪問を楽しみに、しかし二人で築き上げてきたこの土地と家を離れてゆくご夫妻の寂しさに思いをめぐらしながらK家を辞した。は

夜、りんどうホールにてN山家通夜。亡くなられた奥様は、学校に奉職。定年後は、福祉・人権問題にかかわってこられた方で、ご主人も先生をしておられた関係もあってか、かなりの数の会葬者。

枕経のとき、ご遺族にお願いしておいた、通夜が始まったらご家族も最前列に座って一緒にお勤めを、の意向をくんでいただき、お正信偈の途中から廻り焼香はストップ。最初ざわついていた会場にはお正信偈唱和の声がだんだんと響き始めた。

法話の時には、精一杯準備した椅子席は満席。これが本来の浄土真宗のお通夜の姿。ご遺族が着席して聖典を広げているだけで、会場の厳粛さはまったく異なったものになるという典的な通夜だった。

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