葬儀

午後一時、葬儀開式。故人の教員時代の友人と思われる方々の参列が目に付いた。

兄が故人の長女婿として会葬御礼の挨拶をした。

IMG_1315[1]

「音楽を愛し音楽教育に生涯を捧げた義父でした。意識の無い中で横たわりながらも両手を浮かせピアノを弾く仕草をしていました。私達にはその音は聴こえませんでしたが、父は確かにその時ピアノを弾いていました。モーツァルトでしょうかベートーベンでしょうか、本当に父らしい生涯の終わり方だったとおもいます」と結んだ。

棺には花と共に、故人の好んで弾いたピアノの譜面の数々が納められ出棺された。

火葬場にて拾骨までの時間を過ごす。葬儀を勤めた式場で、拾骨後、還骨の法要の法話を依頼された。先週娘さんの結婚式を挙げたばかりの川内のJ光寺住職夫妻がお参りしてくれた。法要後、お斎の席につきしばらく歓談。誘われるままに川内のJ光寺様に泊めていただくことになった。

娘夫婦は新婚旅行中。大人三人で四方山話。

話の途中、昨年25回忌を勤めた実家の父のことに話が及んだ。彼(J光寺住職)は晩年失明した自分の父に本当に良くしてくれた。父の形見として貰いうけたという盲人用の腕時計を出してきて見せてくれた。「そう、これこれ!」自分も父が愛用していた腕時計を本当に久しぶりに見た。アナログの、ガラス蓋をオープンして文字盤・針を直接触って時間を確認するタイプのものである。(今はデジタルの、音声で時を教えてくれるものがある)

IMG_1317[1]

動きこそしないが、彼が今も大切に保管してくれている形見に父を偲ぶことが出来た。

カテゴリー: JazzBose空言戯言日記 パーマリンク

コメントを残す