Category Archives: JazzBose空言戯言日記

ソウル二日目

ベッドからでて部屋の外を眺めると何と眼下にお寺らしき建物が見える。散歩がてら行ってみようと精一杯着込んでホテルを出る。やはりお寺だった。韓国の仏教は曹渓宗と聞いている。外は半端な寒さではない。早朝から熱心な信者の方々がお参りされ、僧侶の読経にあわせて一緒に読経したりあるいは礼拝をしておられる。20分ほど座ってお参りしていたのだが、少し暖房が効いているとはいえ、体が冷え込で来る。

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境内の一角に売店があり覗いてみるとお経や念珠など売っている。日本風の念珠に作り変えようと数本を購入。

朝食後、迎えのワゴン車にて「統一展望台」へ向かう。車でソウルから北へ約一時間。ガイドさんの話では今日はより一層冷え込んで零下20度近いらしい。この寒さでも韓国の自動車はスタッドレスタイヤを使わない。一度除雪してしまえば雪がその後降らない限り道路は滑らないということなのだろうか。逆に少し雪が道路に積もっただけで交通は大混乱を引き起こすらしい。

実際バスも乗用車もスタッドレスを履いていない。そして高速道路をバンバン飛ばすのである。

一層の冷え込みもあり、統一展望台からみるイムジン川と北朝鮮側の景色はまさに氷の世界だ。

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ガイドから国境警備、板門店の話は聞かされたがもう一つ実感を伴ってこない。申し訳ないことに当事者ではないゆえだろうが、南北に分断された朝鮮半島の人々の苦悩に思いを寄せながら、展望台のビデオを観せてもらいまた統一の悲願に思いをはせる。ここは対立する国家の国境であると緊張させられたのは軍用ヘリコプターがこの非戦闘地域の上空を監視のためだろうか飛び去っていったときである。

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昼食の後、ソウルに引き返す。ソウル国立博物館。何度かソウルを訪れている同行のT氏の話では、この建物が建つ前の国立博物館に、かつて大谷探検隊が招来したシルクロードの文物も収蔵されていたとのことであるが、残念ながらそれは今回は見ることは出来なかった。

それにしてもこれだけのスケールの博物館を建てすべて無料で開放しているということに感心した。勢いある国の意気込みのようなものを感じる。

あまり時間が取れないので、東アジア関係の展示室を中心に回った。

インド・シルクロードの仏教関係の展示。

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時間が当然足りない。売店で収蔵物の図録を購入しようと思い尋ねるとちゃんと日本語版もあるという。購入してからバスに乗り、次はこれも観光コースに欠かせない免税店でのお買い物。

といっても、あまり自分には縁が(円?)がない。ここも韓国の勢いを感じさせる場所だった。一つのビルの全フロアがいわゆるブランド品の店で埋め尽くされている。この類の大きな免税店がソウル市内にいくつもあるということだ。また驚いたのはその店内各フロアがお客でごった返していること。日本人と中国人のみ。どっちが多いかは判断がつきかねる。

ホテルに帰り、一休み。迎えのワゴン車が来て食事の場所に案内してくれる。今晩は「韓国宮廷料理」なるものをいただけるそうだ。ただ店は日本で言ういわゆる「居酒屋」風。韓国通のT氏の「チャングムの誓い」の解説

つき(笑い)。関心をもって韓流ドラマを観ておられるだけに、しかしその薀蓄はかなりのものと拝察。

なぜか食後、カジノへ行こうということになった。もうギャンブルから足を洗って(といっても、パチンコをしなくなって30年ということだけの話だが)久しいのであまり関心がないのだが、行くなら自分はジャズクラブへ一人ででも行きたいとガイドに問うと、タクシーで30分以上行けばライブの店があるというので結局あきらめた。ただ好奇心だけは人並みにあるので、カジノへ一度足を踏み入れてみるのも悪くないかと思い直してついていった。

想像とは違う、つまり007で観たカジノとは異なり、庶民的といえばそうだが、あまり格調高い空間ではなかった。ルーレットやカードのゲームもあるのだが、ルールを知らない者がのこのこ出て行って勝てるはずもないことは言うまでもない。スロットマシンで少しばかり時間つぶしをしてタクシーでホテルへ先に帰った。ホテル近辺を探索がてら散歩し、喫茶店でホットチョコレートを飲む。明日は4時半にモーニングコールということなので久しぶりに10時過ぎにはベッドに入る。

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ソウルへ

本日から三日間、ソウルへ出かけます。韓国は3回目の訪問。大雪警報のでている北陸を後に国外へ出るのは何か申し訳ない思いをひきづりながら小松空港を発って午後2時過ぎには仁川国際空港に到着。入国手続きを終えて迎えのワゴン車に乗り込むときの空気の冷たさは初体験。刺すような寒さとはこういうことかと感動すら覚える。

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この空港はすでに国際ハブ空港として利用客の多いことで有名。

バスで63ビルへ直行。このビルは自分は二度目の体験。最上階展望台からの眺めはいうまでもなく絶景。

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ここで困ったことが起こっていることに気づいた。IPHONEが通じないのだ。圏外と表示され、全く電波を認識してくれない。IPHONEなら自動的に外国行っても自動的に切り替わってくれるだろうくらいのたかをくくっていたのだ。ガイドさんがいろいろ操作してくれるのだが全くだめ。売店の女性が持っていたIPADをめくりながら、APPLEのホームページから情報を引き出していろいろやってみてくれるのだが結局だめ。あきらめざるを得ない。

ホテルに早めのチェックイン。旅装を解いて、といっても大した荷物があるわけでもなく、早々にロビーに集合して韓国焼肉店に案内され夕食。観光客が案内される店らしく、接客の女性の日本語も上手。

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外は夜になり一層冷え込み始めたが床暖房とエアコンで室内は寒さ知らず。ビールと焼肉を堪能。

ホテルに帰り、ホテル内のベルリンというビアホールでもう一杯。

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部屋は最上階(18階)のスイートルーム、もしくはそれに近いランクの部屋で、その広さに驚いた。かなり大きいダブルベッドの寝室と、シングルの寝室。6人は楽に座れるソファーセットの居間、もちろん大型液晶テレビつき。そのほかバス・トイレに大型冷蔵庫のついたキッチン。材料を持ち込めば自炊?もできるようになっている。

無論こんな部屋を予約したわけではないが、他の客室が満室ということでここをあてがってくれたらしい。

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F家葬儀

鯖江の葬儀会館にてF家の葬儀。昨日の通夜で、雪の影響もあり福井市街をでるのにひどく時間がかかり、結局通夜の開始時間ぎりぎりに飛び込んで事なきを得たので、今日は余裕をもって早めに寺を出立した。

この葬儀会館はオープンして間もない。広い駐車場と大小二ヶ所の式場を併せ持つ。葬儀社の社員に尋ねたら、もとスーパーだった建物を買い取り改装したものだという。内部はかつてのそれをまったく感じさせないくらいに仕上がっていた。

昨日からの寒さと雪で会葬される方々も大変だったろうと拝察。

寺を出立する前に少しばかり境内の除雪をしたのだが、帰山して法務員のY君が残りと駐車場の除雪をしてくれた。

午後4時過ぎF家の納骨。残されたおばあちゃんはかなり足腰が弱っておられるのだが、お孫さん(お嬢さん)二人がかいがいしく世話をしているのが印象に残った。あとで坊守に聞いたら、「この孫らが本当によくしてくれるんです、まるで仏さんのようです」と仰っていたが、当のお孫さん二人は「そりゃ言いすぎよ」と笑いながら受け答えしておられたそうだ。

皆さんをお見送りするころには大分暗くなっていた。もうこれで一月も終わり。今月もいろいろあったなと振り返る。このブログを書き終えて、一ヶ月全部を埋めることが出来たのは久しぶりだなと妙な感慨にふけった。

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少欲知足

そこには、確かに30年いやもっと昔、そう50年前の時間が流れていた。

製造販売の店構えなどではなく、売り物の煎餅を入れたガラスケースがなければ普通の家の土間。その土間の一角で親父さんが煎餅を焼き、奥さんがそれを冷まして袋詰めにする。

ここは越前市味真野のとあるお煎餅屋。必要にかられて、以前一度購入したことのあるこの店を直接訪ねてまとまった数のお煎餅を焼いてもらうために今日訪れた。

なんだ、この不思議な懐かしさは、と連れ合いと目配せする。菓子職人の親父さんはもくもくとただもくもくと煎餅を焼く。かといって無愛想なわけでは決してない。イントネーションも福井弁ではない、標準語に近い丁寧な受け答え。

注文の相談に応対してくれるのは奥さん。商談の合間に目の前で焼いたばかりの煎餅をご馳走になる。うーん、実に素朴なそして自然な甘み。

こちらの注文の合計額を頭の中でざっと暗算。正直言ってそんな金額でいいのだろうかと思いたくなるほどの金額である。箱詰め、包装、熨斗すべて込みでいくらですねと奥さんがこちらの思いを受け止めてくれた上での商談成立。

親父さんに写真を撮らせて下さいとお願いする。「ろくに髭もそっていませんが、こんなんでよかったらどうぞ」と煎餅を焼く手を休めることなく許可をくれた。

カメラを持参しなかったことを少しばかり悔やんだ。やむを得ない、IPHONEの出番だ。

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冒頭、この空間を満たしている時間は「30年前いや50年前」と書いた。決して誇張ではない。穏やかで暖かくて善意に満ちて誠実で、そしてこの場に来るものを誰も拒まないそんな不思議な時間と空間。

50年前と書いたのは、高度成長期に突入する前の日本のここかしこにそんな場所があり、そんな穏やかな生き方をする人がまだいた、そんな記憶がこうか書かせたのだ。

少欲知足  ふと無量寿経の経典の言葉が思い浮かんだ。帰りの車中、ポツリと家人がつぶやいた。

「あんな方がいらっしゃるというだけで、福井人はいいなと思える」と。うん、同感。

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猿との遭遇

今日は日曜学校。H高校のF先生、宗教部の生徒さんを連れてきてくださった。子供たちと4月の法要に依用する「宗祖讃仰作法 音楽法要」のお勤めをする。

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お勤めが終わったところで後を先生と坊守とに任せて今庄へ。

さすが今庄、福井の雪とはその量がまったく違う。

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K家の満中陰法要。議員生活の長かった故人であったからか、在所の人以外にもたくさんのお参りがあった。法要後料理屋に移動してお斎を頂戴する。K家の親戚で鯖江選出の県会議員さんが親しく話しかけてこられた。話題の豊富な方で、鯖江の共通の知己、真宗のご住職方のことなどが話題になった。

お斎の席を辞して鯖江のF家枕経に向かおうと料理屋をでてすぐにニホンザルと遭遇。未知のど真ん中でぼりぼりおしりを書いている。こちらの車が近づいても平気の平左。食べ物を求めて出没しているとは聞いていたが、観光地でもないここらで、車を見ても逃げようともしない。

猿との遭遇

今庄の帰途、鯖江のF家の枕経を勤める。明日の通夜、明後日の葬儀の時間等の打ち合わせ。例によって、お通夜にはご遺族も席について一緒にお勤めをとお願いし了解を得る。

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