午後、今庄の荒井地区の春廻りを終えて帰山してお夕事をすませ着替えを終えたところで消防車のサイレン。しかも何台も何台もすぐ近くに終結している。法務員のY君から携帯で連絡あり。なんとすぐお隣のS寺様から煙がでて消防隊が消火にあたっているとのこと。
現ご住職はご門徒さんらと旅行に出られて留守。確か前住職様と坊守様が留守宅を守っておられるはず。本堂横の門徒会館には煙が立ちこめ、消防隊、警察とごった返している。そしてマスコミも。
携帯に連絡を入れ、旅行中の御住職に大変な事態をお知らせする。境内で消防隊からいろんなことを聞かれる。誰も中にいないのですか、普段はどなたがおられるのですかなどと矢継ぎ早の質問に、前住職様と前坊守様がおられるのではないかと思うと答え、もしものことがなければいいがと思っているところで、ブルーシートで報道陣のカメラから見えないように囲まれたお二方が時間をおいて中から連れ出されそれぞれ救急隊員の手によって救急車で運ばれてゆかれた。この時点ではお二人がどなたなのか特定は出来なかったが、しかし最悪の事態になってしまったようだ。
病院でお二人の死亡が確認されたと関係者から聞かされた。ご住職は旅先から何をさておいても帰ってこられるだろうが、到着はあすになるとのこと。
お帰りになられてこの事態をどう受け止められるか、また煙にまかれて倒れておられた前住職ご夫妻はさぞお苦しかっただろうと思うと、言葉が見つからない。隣寺として、必要とされることは可能な限りさせていただかねば。
夜のニュースでこの火事を報道している。千福寺の門徒さん方からも案じる電話を頂戴した。
警察の車両がよっぴいて現場の監視に当たっている。
林遊様、コメント有難うございます。
30日夕刻、御住職が帰山されました。本当に月並みなお言葉しかおかけできませんでした。門徒さん方が朝から続々と詰め掛けておられましたが、現場検証が中々おわらず、立ち入り禁止が解除されたのは午後4時近くだったでしょうか。
福井組の若手の僧侶の諸氏が自発的に後片付けに駆けつけてくれたことを嬉しく思います。
幸い、本堂には火が回っておらず、放水を免れたので、お内陣・ご本尊は傷まずにすみましたが、内陣外陣ともに煤だらけの状態です。
ご住職はその中、お悲しみとショックをこらえられながら、葬儀の準備に取り掛かっておられます。微力ながら出来る限りのことはさせていただこうと思っております。
拙寺の方も、林遊さんが以前お仏壇を求めて下さった仏壇屋さんのご母堂様の葬儀がりんどうホールで行われれます。会館とお隣とを行ったりきたり、近火見舞いに来て下さる方の応対もおろそかになりがちな一日でした。
先ほど知りました。
それから新聞を見たのですが、あまり大きくない火事のようなのに、お二方が亡くなっているとの事で驚きました。
ご住職は留守との事、ほんとうにかける言葉もないですね。
とりあえず近火見舞いとも思ったのですが、取り込み中でしょうからお邪魔になりそうなので遠慮しますです。