午前中、丸岡町I家の13回忌と17回忌法要。このI家でポカをやってしまった。こちらは10時からの法要と思い込んでちゃんとその時間に到着。お客様がまだどなたもお見えでない。お茶を出して下さった奥様が、
「今日はえらく早めに着てくださったんですね」
「えっ、10時からだったでしょ?」
「いえ、うちは11時からでお願いしたはずですが・・・・」
法務員のYくんとも顔を見合わせ、「ガーン、どうしましょう!?_{*+L<>L+`_」
11時半から、市内S家の3回忌の約束が入っている。当主のIさん、「それならすぐに親戚のものに電話します。ある程度集まったら法要を始めて下さい」との有難い申し出。
結局全員がお揃いになる前に始めさせていただき、なんとか11時半の次の法要にぎりぎり間に合うことが出来た。とはいえ、福井北インターから福井インターまでの一区間だけながら高速道路を飛ばしたことも効果があったのは事実。
ぎりぎりS家に到着。こちらの法事も無事務め、一旦帰山。
午後、T家の満中陰法要。施主ご夫妻は仕事の関係で現在台湾にお住まい。この満中陰法要のために帰国された。明日には東京へ帰りその翌日はもう台湾へ。考えてみれば、大型連休などといっているのは日本の休日の事情から言っていることで外国では関係のないこと。
今度の災害に対する台湾の皆さんからの義援金が桁外れに大きい(100億円以上)ことの理由をTさんにぶつけてみた。Tさんいわく、理由は一つ、「圧倒的に親日家が多いからですよ」台湾人の一番好きな国は日本、大体3割以上の人がそう答えます。次がアメリカ、これが1割以上そんな話をお聞きした。
かえってネットで調べるうちに、管首相が世界の主な新聞に支援お礼の広告を出した中、これだけの義援金を送ってくれた台湾の新聞には出さなかったことも知った。一部には中国に遠慮したという説もあるが、事実とすれば首を傾げたくなる対応である。
夕刻のこと。今朝のI家に坊守がお詫びの電話を入れたところ、ご法事を終えて親戚の方もお帰りになられたあとか、Iさんが「いえいえ、私の方が10時とお願いしておきながら家の予定に11時と書いたのかもしれませんから気になさらんといてください」と、どこまでも寛容なお言葉で返してくださったそうだ。こうした寛大なおこころにゆるされていることにあらためて感じ入るばかりである。