今年も、福井市S町の十三日講の報恩講のご法話のご縁をいただき、お取次ぎをさせていただきました。
このS町には千福寺のご門徒は一軒もないのですが、真宗教室に長年通ってくださっているT様のご紹介でご法話のご縁を頂くようになってから、毎年お呼び下さるようになりました。
S町の殆どがかつては農業専業の家ばかりだったのではと思われます。そして各家のお屋敷の広いことには特筆に値します。当然お仏壇もそれなりに大きく立派で、持ち回りでお講を勤めて下さる家の仏間もお客様を受け入れるだけの広さがあります。
現在は十三日講に加わっておられる家は十数軒になってしまわれたようですが、それでもこうして毎年法座を持ち回りで開いてくださっています。
この尊い伝統が少しでも引き継がれるように、法話させていただくものの責任も重大です。
法話終了後、早くも来年の法座のお約束を頂戴して、今年のお宿を勤めてくださったお宅を後にしました。